来店記念品やイベント・展示会での集客策、キャンペーンのプレゼントなど、ノベルティ選びに悩むことはありませんか？「どんなアイテムを選べばお客様に喜ばれるのか」「コストを抑えながら効果的なアイテムを提供できるのか？」など、考えなければならないことはたくさんあります。
そんな悩みを解消するために、当記事ではノベルティの基本を押さえながら、最近注目されているトレンドについて詳しくご紹介します。

ノベルティは、企業や店舗が顧客に贈るアイテムのことで、販促やブランド認知の向上を目的としています。その用途は主に以下の３つが挙げられます。

来店記念品：お客様が来店した際に渡す記念品
キャンペーン景品：購入金額や応募条件を満たした方に提供する景品
イベント配布品：展示会やセミナーなどで配布するプロモーショングッズ

これらのノベルティは、単に配るだけでなく、企業のブランドイメージを伝える役割も担っています。そのため、選ぶ際には「実用性」はもちろん「ターゲットとの親和性」も重要です。

近年では、環境や社会意識の高まりを受けて、SDGsやサステナブルなノベルティが注目を集めています。ここでは、特に話題のトレンドキーワードを3つご紹介します。

1. SDGsを意識したアイテム
SDGs（持続可能な開発目標）は、企業活動においても重要なテーマとなっています。ノベルティにSDGsを取り入れることで、環境や社会への配慮をアピールできます。例えば、再生素材を使用したエコバッグや、環境に優しいステーショナリーなどが人気です。

2. アップサイクル商品
アップサイクルとは、廃棄予定の素材を新たな価値を持つ商品に作り変えることを指します。例えば、廃材を使ったオリジナルのポーチや、使用済みペットボトルから作られた文具などは、おしゃれで実用的でありながら、環境にも優しい選択肢です。こうしたアイテムは話題性もあり、受け取った人に驚きや感動を与えることができます。

3. FSC認証の木材や紙製品
FSC認証は、森林の適切な管理を保証する国際認証です。この認証を取得した木材や紙を使用したノベルティは、環境への配慮を示すと同時に、高品質なイメージを演出します。例えば、FSC認証紙を使ったノートやメモ帳は、エコフレンドリーでありながら使いやすいアイテムとして喜ばれます。

FSCジャパン ホームページ

ターゲットを明確にする
配布対象の年齢層や趣味嗜好（しこう）に合わせたアイテムを選びましょう。

メッセージ性を持たせる
企業やブランドが伝えたい理念や価値観を反映させることが重要です。

品質とコストのバランス
長く使ってもらえるアイテムは、ブランドの信頼感にもつながります。

サステナブルな店舗づくりもご紹介しています！ぜひご覧ください。

ノベルティのトレンドにはSDGsやFSC認証の他にもあります。代表的なトレンド例を見ていきましょう。

モバイルアクセサリー
モバイルスタンドや充電ケーブル、モバイルバッテリーなど、日常的に使えるアイテムです。

ノイズキャンセリング機能付きイヤホン
音楽やオンライン会議で便利と評価される実用的な選択肢です。

セキュリティアイテム
ウェブカメラカバーなど、プライバシー保護意識の高まりを反映した商品など。

個別の名前やロゴ、好きなデザインを加えられるアイテムは、特別感が増して好評です。

名入れ文具
ペンやノートなど、名前やメッセージを入れられる商品はビジネスシーンでも使いやすい。

オーダーメイドカップ
保温マグやタンブラーに顧客の名前やイラストを加えられるアイテム。

3Dプリントノベルティ
ユニークでインパクトのあるデザインが可能

健康志向が高まる中、ウェルネスに関連するノベルティも注目されています。

抗菌製品
抗菌仕様のスマホクリーナーやタッチペンなど、衛生面を意識した商品。

フィットネスグッズ
携帯型ヨガマット、トレーニング用ゴムバンド、コンパクトなウォーターボトルなど。

アロマアイテム
アロマオイルやディフューザーで、心地よい体験を提供

地元の素材や技術を活用したノベルティは、独自性があり話題性があります。

地域特産品
地域の名産を取り入れた食品や工芸品。

伝統工芸アイテム
地元の伝統技術で作られた扇子や小物入れなど。

地元キャラクターグッズ
地域のマスコットキャラクターをデザインした限定品。

物品ではなく、体験を提供する新しい形のノベルティも注目されています。

ギフトカード
特定店舗やオンラインサービスで使えるギフトカードは汎用性が高い。

招待券やクーポン
施設の無料体験券や割引クーポンで、消費者との接点を強化。

オンラインサービスの利用権
サブスクリプションの無料トライアルや特別コンテンツの提供。

ノベルティは単なる販促品ではなく、企業やブランドのメッセージを顧客に届ける大切なツールです。

特に、SDGsやアップサイクル、FSC認証など、環境に配慮したアイテムを選ぶことで、現代の消費者に共感を得やすくなります。これらを活用して、ノベルティ戦略をさらに強化してみませんか？

ビーツはプロモーションの専門企業として企画・デザインから、ツール制作、ノベルティ選びまでまるごとサポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

事例.アラガン・エステティックス「MEDICAL BEAUTY PARK」イベント｜東京ミッドタウン（六本木）

米国に本社を置くアッヴィ合同会社 アラガン・エステティックス様の「MEDICAL BEAUTY PARK（メディカルビューティーパーク）」。ビーツはイベント空間のデザイン、施工から、体験イベント運営・メディア発表会の運営からノベルティの企画・製作までトータルでサポートしました。

ノベルティのはじまり
古代エジプトやローマの商人たちは、自分たちの名前や商品を広めるために、印章やコインのような小さなアイテムを配布していました。これが現在のノベルティの原型と言われています。

近代ノベルティの誕生
政治キャンペーンで候補者の名前が書かれたボタンやリボンが配布され、初期のプロモーショングッズとして広まります。この時期、ノベルティは「情報を広める手段」としての役割が強まったと言われています。

産業革命と印刷技術の発展
産業革命により、商品製造コストが下がり、印刷技術も進化したことで、企業が広告目的でロゴやメッセージ入りの商品を大量に作ることが可能になりました。たとえば、カレンダー、ペン、マッチ箱などが普及しました。

大量生産と普及
20世紀初頭になると、企業は販促用アイテムとして様々なノベルティを大量生産し、顧客へのアピール手段として定着させました。アメリカでは、ボールペンやキーホルダーなどが人気だったようです。

イベントや博覧会
国際博覧会や見本市では、企業が自社製品のミニチュア版や記念品を配布し、来場者の記憶に残るよう努めました。

ラジオやテレビの普及
メディアを通じてプロモーションが活発になる中、広告キャンペーンでノベルティが重要な役割を果たしました。例えば、食品メーカーが商品購入者におまけを付けることでリピーターを増やす手法が定番化しました。

デジタル技術との融合
近年、USBメモリやモバイルアクセサリーなど、デジタルデバイスに関連したノベルティが人気を集めています。また、オンラインサービスのクーポンやダウンロードコードのような「非物質的な景品」も新たなトレンドとなっています。

SDGｓ、サステナブルノベルティの台頭
環境問題への関心が高まる中、企業はリサイクル素材やアップサイクルアイテム、再生可能エネルギーを活用した製品をノベルティとして採用するようになりました。これにより、ノベルティが環境意識や社会的価値を反映する手段となっています。

歴史を通じて、ノベルティは単なる記念品やおまけにとどまらず、企業や商品ブランド価値を伝える重要なプロモーションツールへと進化しました。現代では、消費者との感情的なつながりや企業の社会的責任を示す手段としても活用されています。