1. 注目度上昇中!広告媒体としてのデジタルサイネージ
大手コンビニや家電量販店がデジタルサイネージを新たに広告活用する事業を始めるというニュースを耳にされた方も多いのではないでしょうか。
いろいろな広告媒体がありますが、デジタルサイネージ広告は2024年には現在の約2倍の1000億を超える市場規模※に成長するとも予測されていて、改めて注目が集まっています。
※出典:https://www.cci.co.jp/news/2020_11_25/01-29/ 株式会社サイバー・コミュニケーションズ/株式会社デジタルインファクト調べ(2020年)
デジタルサイネージ広告は大きく3つの種類に分類されます。
デジタルサイネージ広告の種類
駅や電車など乗り物の中で見るのが「交通広告」
大きな都市の街中や駅前にある巨大なモニターなどが「屋外広告」
ショッピングセンターや飲食店、ファッション店、家電量販店などが「店内広告」
このように聞くと、たしかに見かけるな!とイメージがわきますよね。
2. デジタルサイネージ広告のメリット
紙のポスターや看板など従来の広告と比較したデジタルサイネージ広告のメリットは、一例ですが次のようなものがあげられます。
視認性が高い
デジタルサイネージはディスプレイなので、発色性が良く、より目立ち、目に留まりやすいという特徴があります。
音や映像で興味喚起しやすい
静止画だけではなく動画を表示することができるため訴求力が高まります。また伝えることができる情報量も増えます。
広告内容の変更がカンタン
表示内容をクラウド上でデータ管理することも可能なため、掲示物を人の手を使って取り替える手間がなくなります。また印刷物の廃棄なども不要になります。
時間や場所、状況に合わせて情報を変更できる
上記同様クラウドサイネージであれば、例えば時間別に表示を変える、天候に合わせて表示を変えるなど、リアルタイムに情報を変更することができるのでより広告効果を高めることも可能です。
このように広告媒体として魅力たっぷりなデジタルサイネージですが、せっかくデジタルサイネージを活用するなら、より「効果的」に使いたいですよね。では次に広告効果を高める方法について考えてみます。
3. 広告効果を高める方法
広告効果を高めるために、広告ターゲットや設置環境の分析、商品やサービスの伝え方のアイデアを検討するなどコンテンツの内容をより魅力的にするということに注目しがちですが、「効果を測定する」という点も欠かせません。
いくら魅力的な内容を考え表示しても、効果測定ができなければ、「本当に効果が高まったのか」ということが分かりません。効果測定をおこないPDCAサイクルを繰り返すことで効果を高めていくことができるといえます。
例えばWEB広告ならその広告がどの程度クリックされたかを測るクリック率など、明確に効果を測定することができます。
一方、デジタルサイネージ広告の効果測定とはどのように行えばよいのでしょうか?
4. 効果がわかる!「クラモニAI」
広告効果を測定する方法として「クラモニ」※と「AIカメラ」を組み合わせた弊社の「クラウドPOP」をご紹介させていただきます。「クラウドPOP」を活用するとデジタルサイネージ広告の視認数、立寄り数を計測し広告効果の見える化ができるようになります。
※「クラモニ」は弊社クラウドサイネージシステムです。
▼「クラモニ」について詳しくは下記からご確認ください。
●視認数とは
デジタルサイネージ付近に設置されたAIカメラが5秒継続してデジタルサイネージを見た人を「視認」と認識し、その属性(性別・年代)、視聴時間を記録します。
●立寄り数とは
デジタルサイネージの半径1m以内に接近した人を、関心を持って「立寄った」状態と判定し、立寄り数を記録します。
これらのデータが計測されることにより、「どれぐらいの人数」の、「どのような性別年代の人」が、「どの広告に興味を持ったか」、「どれぐらいの時間見ていたか」が分かります。
例えば
「A広告からB広告に切り替えたところ、30代女性の視認率が大きく伸びた」
「C広告はママ層をターゲットにしていたが、実際は男性の関心の方が●%高かった」
など客観的なデータを活用した効果検証が可能になります。
▼「クラモニAI」について詳細はこちらをご確認ください。
5. 「クラモニAI」がある時、ない時
「クラウドPOP」があると、デジタルサイネージ広告の効果測定がリアルなデータで可能になるということは上記の通りですが、さらにもう1段階広告の効果を高めるための仕組みもあります。
それは、「検知した属性に合わせたコンテンツ表示」機能です。この機能を活用いただくことでAIカメラがデジタルサイネージ近くの人の性別・年代を約1秒で検知し、検知した属性に合わせて即座に表示コンテンツを切り替えることができるようになります。
例えば、「観光地のデジタルサイネージで近隣施設の広告を表示している」という場合を例にご説明します。
【「クラウドPOP」がないとき】
・近隣施設の広告が繰り返し順番に表示される
・クラウド型のデジタルサイネージであれば時間帯別に表示される
となります。これが一般的なデジタルサイネージ広告ですね。
例えばビジネスパーソンが多い時間帯・ファミリー層が多い時間帯など、その場所を通る人の属性を時間帯ごとに予め現地で調査分析しておいて、その時間帯に合わせた広告を表示することはクラウド型のデジタルサイネージであれば可能です。
では、「クラウドPOP」がある時はどうなるかというと…
【「クラウドPOP」があるとき】
・10代女性を検知したときは「スイーツ店の広告」を表示
・30代男性を検知したときは「人気居酒屋広告」を表示
・60代女性を検知したときは「老舗和食店広告」を表示
というように、広告のターゲット層にマッチした属性の方がまさにデジタルサイネージの前を通るタイミングで表示をタイムリーに、自動で切り替えることができます。
つまり、時間帯というような大きなくくりではなく、デジタルサイネージの前を通る1人1人の通行人の方に都度マッチした広告を表示できるのです。
▼AIサイネージを使った分析について詳しくはこちらの記事をご確認ください。
6. まとめ
「クラウドPOP」があると、広告の効果測定はもちろん、通行人ごとにより細やかなアプローチができる状態を作り出し、デジタルサイネージ広告の効果を高めることができます。
弊社では、クラウド型の広告サイネージ運用を簡単に実現できるサービスもご用意しております。
デジタルサイネージ広告の効果測定や効果を高めるしくみについて、ご興味やお困りごとがございましたらぜひお気軽にご相談ください。