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ポップアップイベントとは?ストアとの違いや開催のポイントを解説

ポップアップイベントは、期間限定で開催される特別なプロモーションイベントです。

ブランドや企業が顧客との接点を新たに持つ場として、日々多くのポップアップイベントが開催されています。本記事では、ポップアップイベントと混同されがちなポップアップストアとの違いや、ポップアップイベントの特徴や種類、開催のポイントを詳しく解説します。 さらに、ポップアップイベントの企画・運営をサポートするサービスについてもご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!

目次

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ポップアップイベントとは?

ポップアップイベントとは、期間限定で開催されるイベントのことを指します。多くは商業施設のイベントスペースや駅などのレンタルスペースを一時的に利用して開催されています。期間限定で開催されるため、参加者に「今だけ」という限定感を与えやすく、興味や関心を引きつけやすいことが特徴です。

また、ポップアップイベントは一般的にエンターテイメント性や体験要素が重視される傾向にあります。例えば、商品のお試し体験やワークショップ・ゲーム性のある体験など、来場者の記憶に残る体験を提供することでブランドのイメージ向上や新規顧客の獲得を目指す目的で開催されます。

ポップアップストアとの違い

ポップアップイベントと混同されやすいものにポップアップストアがあります。ポップアップストアとポップアップイベントは多くの共通点もありますが、いくつかの違いがあります。

■同じところ

・期間限定で開催される
・レンタルスペースなどで展開される
・特別な顧客体験が提供される
・ブランドの世界観が表現される

■違うところ

ポップアップストア:主に商品の販売に焦点があてられている
ポップアップイベント:展示、体験、飲食など、販売だけでなく、より広い企画を含むことがある

というように、違いは「販売」が主な目的であるかどうか、という点です。ポップアップイベントでも販売が行われるケースもありますが、販売が主目的ではない、ということを覚えておくとわかりやすいのではないでしょうか。

例えば、コスメブランドがそれぞれを開催する場合で考えると…

・ポップアップストア:クリスマス時期の限定セット商品や特別商品の販売をメインに展開される

・ポップアップイベント:商品を活用したメイク体験や商品のコンセプトをイメージしたドリンクなど商品の魅力を印象的に伝えることを重視して展開される

と、それぞれ異なる内容になります。ポップアップを企画しようと考える企業ご担当者様は「イベント」なのか「ストア」なのかまず企画を進める前にどちらを開催するのか明確にしておきましょう。

※ポップアップストアで開催されるイベントのことを指してポップアップイベントと言うケースもあります。

ポップアップイベントの主な種類と事例

ポップアップイベントは、開催目的やターゲットに応じてさまざまな形式で開催されます。以下に、主な種類とその特徴とともに企業の事例をご紹介します。

type1

体験提供型

消費者が直接商品やサービスに触れ、その魅力を体験できるイベントです。例えば、「新しい美容家電を実際に試す」「新商品のドリンクを無料サンプリングして配布する」など商品を直接体験する企画はもちろん、商品の魅力をイメージした体験ができるコンテンツが用意されています。商品を実際に体験したり体験を楽しむことで、直接的に魅力が伝わるとともに、ブランドへの関心を高める効果があります

■事例:株式会社I-ne「NIGHT BEAUTY LABO ~ YOLUゆ ~」

2024年9月に開催されたナイトケアビューティブランドの「YOLU」から発売された、初のボディケアシリーズの体験を提供するポップアップイベント。新商品であるドリーミング バスタブレットを入れた足湯コーナーが用意されたほか、商品の香りの比較や、ボディーソープ&ボディミルクのタッチアップ体験が行われました。

type2

コラボ企画型

複数のブランドやクリエイターとのコラボや、インフルエンサーとのコラボをメイン企画として開催するイベントです。 異なる分野のブランドや集客パワーのインフルエンサーとコラボすることで、新しい顧客層にリーチできる点がポイントです。

■事例:aespa× Android「 Android かこって PARK」

2024年10月にSHIBUYA TSUTAYAで開催されたaespaと Android によるコラボポップアップイベントです。このイベントではAndroidの”かこって検索”という機能を会場内のaespaの写真や動画で体感する内容になっており、機能の認知促進・体感促進をコラボによって盛り上げました。

type3

シーズン企画型

お正月、バレンタイン、七夕、ハロウィン、クリスマスなど季節のイベントに合わせて開催されるイベントです。季節の要素と組み合わせることで話題性も高く、世界観を重視したディスプレイやフォトブースの設置など、特別感のあるコンテンツが多くの参加者を惹きつけます。特にSNSでの拡散効果を狙う場合に効果があります。

■事例:ディオール「ガーデン オブ ドリームズ」

クリスチャン・ディオールが愛した、パリのチュイルリー ガーデンにインスパイアされたホリデー期間限定イベント「ガーデン オブ ドリームズ」を2023年12月に六本木ヒルズアリーナと毛利庭園で開催。光り輝くメリーゴーランドなどキャンペーン動画の世界観を映し出した空間が作り上げられました。

type4

展示企画型

展示企画型ポップアップイベントは、ブランドや商品をテーマにした特別な展示を行う形式です。商品やサービスの魅力を視覚的に伝えるだけでなく、ブランドの世界観やストーリーを展示を通して来場者に伝えることができます。例えば、商品が作られる工程の紹介や商品の歴史の展示、アートと融合させた展示などさまざまなアイデアで展示が行われます。

■事例:サーモス株式会社「次の心地よいをつくる。THERMOS 120th Anniversary Event」

サーモスブランドが120周年を迎えたことを記念して2024年10月に六本木ヒルズで開催されたポップアップイベント「次の心地よいをつくる。THERMOS 120th Anniversary Event」。約120種類のサーモス製品を展示した“120th Anniversary Wall”が設置され、サーモスの歴史を振り返ることができるイベントになっていました。

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【参考】ポップアップイベント以外のイベントの種類

ポップアップイベント以外にも、企業が活用するプロモーションイベントにはさまざまな形式があります。
以下に代表的なプロモーションイベントをいくつかご紹介します。どのようなプロモーションイベントを実施するか検討する際の参考になれば幸いです。

細かな言葉の定義は難しいのですが、大まかにご説明すると、企業やサービスの宣伝を目的としたイベントをPRイベントと呼びます。そのPRイベントの種類を大きく3つに分類すると以下のように分かれます。本記事でご説明しているポップアップイベントは販促イベントというカテゴリに属しています。

①メディア向け:新製品発表会・新CM発表会など

新しい製品やサービスをメディアや顧客に紹介するためのイベントです。メディア露出を狙い、話題性を高めます。

②インナー向け:株主総会など

株主総会など特定の関係者を対象に情報を発信するイベントです。主に企業と来場者の関係性を強化する目的で開催されます。

③販促イベント:展示会・商品プロモーション・物販イベントなど

展示会
企業が製品やサービスを紹介し、顧客との商談などを行う場です。
商品プロモーション
新製品やサービスを消費者に体験してもらうためのイベントです。
(ポップアップイベントも商品プロモーションに含まれます)
物販イベント
実際に商品を販売するイベントで、スーパーやショッピングモールでの実演販売なども含まれます。
(ポップアップストアも物販イベントに含まれます)

※この分類はリテールボイス編集部による参考例です。用語の使用方法は異なる場合もあります。

ポップアップイベント企画の3つのポイント

ポイント1.何を提供するか

ここまで代表的な4つの種類を紹介しましたが、これらの企画はそれぞれ独立したものではなく、多くの場合、複数の要素を組み合わせて開催されます。開催目的や商品特性、ターゲットなどの情報を踏まえて、企画を組み合わせ、ポップアップイベント全体のコンセプトが統一され、チグハグ感がでないようにアイデアをまとめていくことがポイントです。

ポイント2.イベントのフロー(流れ)は適切か

ポップアップイベントでは、来場者が会場に入ってから出るまでの体験の流れを丁寧に考えることが大切です。イベントの流れを組み立てることは、来場者に商品やブランドをより深く理解してもらい、好感度を高めるために重要な役割を果たします。イベント会場に出るときは、来場者が「楽しかった」 「商品に興味が湧いた」「ブランドが好きになった」と思っていただけるように、どのコンテンツをどの順に体験いただくべきか、各体験や演出をする設計が必要です。

ポイント3.動線はスムーズか

ポップアップイベントでは、限られたスペースの中で展示、フォトブースへの誘導、体験、サンプルのお渡しなど複数のコンテンツを提供する必要があるため、イベント空間の動線が適切になるようにレイアウトする必要があります。多くのお客様が来場することを想定して、どのような動線設計であれば混雑を緩和し、スムーズにイベントを体験いただくことができるのか配慮してイベント空間全体を構築する必要があります。

このようにポップアップイベントの開催に向けては「内容、流れ、動線」の3つのポイントを踏まえて計画していきましょう。

▼ポップアップイベントでも重要なイベントでの「体験」について詳しくはこちらの記事もご覧ください!

体験イベントの企画・運営・販促7つのポイント~成功へのストーリー

ポップアップイベントのメリット・デメリット

ポップアップイベントには多くのメリットがある一方、デメリットもあります。それぞれの内容を踏まえて、ポップアップイベントの実施が良いのか、ほかのイベントを選ぶほうが良いのか、またイベントではない別のプロモーションを検討するのかなど考える際のヒントにご活用ください。

◇◇◇

メリット

◇高い集客効果
期間限定で開催することで特別感を演出し、消費者の関心を惹きつけます。
 
◇ブランド認知の向上
商品やサービスを体験する場を提供することで、ブランドの魅力を効果的に伝え、消費者に深い印象を与えることができます。
 
◇SNSによるプロモーション効果

ユニークな体験やデザインが、参加者によってSNSで投稿され、認知度の拡大につながります。
 
◇柔軟なテーマ設定
季節トレンドに合わせたイベントの実施が可能で、市場の動向に柔軟に対応できます。
 
◇新規顧客へのアプローチが可能
特定のターゲット層に向けたコンテンツを用意することで、新しい顧客層を開拓できます。

◇◇◇

デメリット

◇集客の不安定さ
情報が十分に行き届かない場合や特に屋外イベントでは天候やその他の不確定要素により、予定していた集客数に達しないリスクがあります。
 
◇運営コストの負担
期間限定イベントは設営や解体にかかる費用、運営スタッフの人件費などが割高になる可能性があります。
 
◇立地に左右される
適切な場所を確保できない場合、集客や認知拡大の効果が大きく低下する恐れがあります。
 
◇短期的な話題に終わるリスク
イベント終了後に適切なフォローが行われないと、イベント効果が一時的なものに留まる場合があります。
 
◇準備の手間や労力
限られた期間だけ開催するポップアップストアで最大の成果を出すためには、入念な準備が必要なため、関係者の負担が大きくなる場合があります。

ポップアップイベントはビーツにおまかせ

ビーツはポップアップイベントをトータルサポート!

ポップアップイベントの企画・運営は、ぜひビーツにおまかせください。ターゲットに響く魅力的なコンセプト設計から、空間デザイン、施工、当日の運営まで、すべてをトータルでサポートします。

豊富な実績を持つビーツだからこそ、ブランドの魅力を最大限に引き出し、来場者に忘れられない体験を提供します。ポップアップイベントについて課題をお持ちの方、開催をご検討中の方は、ぜひビーツにお気軽にご相談ください!

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オリジナルガチャやオリジナルゲーム制作も対応!

ポップアップイベントにも多く採用されているアイデアに「オリジナルガチャ」があります。ガチャはその場で楽しめる体験型コンテンツとして来場者の興味を引くだけでなく、「なにが当たるかわからない」というワクワク感があり、ノベルティや商品サンプルの配布にも活用されています。一方、オリジナルゲームは、ブランドの世界観を体験できる要素や、商品に関連したテーマを取り入れることで、来場者の記憶に残る演出が可能です。

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