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Y2KからY3Kへ:Z世代注目の最新トレンドと企業事例を解説

数年前からZ世代に再流行し2023年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「Y2K」。
それから約半年…「Y2K」のトレンドは継続しつつも、実は「Y3K」という新たなワードも登場し注目を集めていることをご存じですか?

「Y2Kって最近流行っていたのにもう次のトレンドが!?」
と驚かれる方も、
「そもそもY2Kもまだわからないのに、Y3Kってどういうこと?」
と感じる方も、どうぞご安心を!

今回のZ世代トレンドレポート第2弾では、今話題のY2KとY3Kデザインを徹底解説します!

Y2KデザインとY3Kデザインの違いや、それぞれの特徴、そしてY2K、Y3Kデザインを取り入れている企業やブランドの事例についても詳しく調べてみました。Z世代のトレンドを押さえ、最新のデザインを取り入れるヒントが満載です。ぜひ最後までご一読ください!

目次

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Y2Kとは?再流行の背景を振り返る

そもそもY2Kとは何かというと・・・

Y=Year
2=2
K=1000

つまりY2KとはYear2000=2000年を指す略語です。
1990年代後半から2000年代初頭に流行した当時のファッションやカルチャーがもととなっており、未来感とポップカルチャーが融合している点が特徴です。当時は光沢のあるメタリック素材を使ったファッションアイテムや、プラットフォームシューズ、クロップド丈のトップスやローライズパンツ、鮮やかな蛍光色、粗いドット絵やデジタルアート風のデザインが人気を集めていました。

Y2Kが再び脚光を浴びている背景には、いくつかの要因があります。

◆◆◆

ミレニアル世代にとって懐かしい!

ミレニアル世代(1981年から1996年生まれ)にとって、Y2Kスタイルは幼少期から学生時代にかけてのトレンドでした。現在、ミレニアル世代が大人になり、家庭を持つ年代となったことで、当時のファッションや文化を思い出させるY2Kスタイルが懐かしさを呼び起こし、再流行の一因となっています。

◆◆◆

Z世代にとって新鮮!

Z世代にとって、Y2Kスタイルは新鮮でユニークなファッションやデザインとして人気を集めています。インターネット初期のデザインやデジタルアート風の要素は、Z世代にとってはレトロだけど新しい、ちょっとワクワクするスタイルです。「平成レトロ」ブームとも似ていて、昔のトレンドを今っぽく楽しむ感覚がZ世代の感性にぴったり合っています。

◆◆◆

K-POPアイドルの影響

K-POPアイドルたちがMVやファッションにY2Kスタイルを取り入れてSNSで発信したことで、Y2Kのトレンドは一気に広がりました。韓国のファッションやコスメブランドもY2Kデザインを積極的に取り入れ、アイドルを通じて世界中にブームが広がっています。世界中で人気を集めるK-POPアイドルの影響力によって、そのファンの間でも人気が高まり、Y2Kはグローバルなトレンドとして定着しています。

▲見たことある?Y2Kファッションイメージ

Y2Kデザインの特徴

Y2Kデザインは以下のような要素が特徴的です。

1.ビビッドカラー:鮮やかなピンク、ブルー、グリーンなどの蛍光色や原色

2.メタリックカラー/素材:シルバーやゴールドなどの光沢感のある色や金属的な質感の素材

3.レトロ感:粗いドット絵やピクセルアート、初期のインターネットを彷彿とさせるデザイン

4.派手(大胆)な模様:目立つサイズや配置のロゴ、派手なグラフィック

5.サイバーなグラフィック:未来的なデジタル風のグラフィック

こういった要素を取り入れることで、Z世代にとって「Y2Kでかわいい!」と感じるデザインになります。実際、Z世代向けのコンテンツデザインをよく見てみると、これらの要素がたくさん使われています。ビビッドな色やレトロなデザイン、サイバーなグラフィックなどが溢れているので、ぜひ注目して見てみてください。

Y2Kを取り入れた企業・ブランドの事例

さまざまなファッションブランドがY2K要素を取り入れた商品を発売しているほか、リバイバル商品なども登場していますが、Y2Kを取り入れた企業の事例をご紹介します。

case1

株式会社明治「大粒アポロ甘い欲望」

株式会社明治は2024年3月にY2Kデザインの鮮やかな配色(ネオンカラー)をパッケージに取り入れたアポロを期間限定で発売しました。Y2Kトレンド要素を商品パッケージに取り入れることでZ世代の注目を集めています。

case2

フリュー株式会社「piemo」

フリュー株式会社は2024年2月からY2Kの世界観を楽しめるプリントシール機を展開。Y2K要素が満載の背景が選べたり、Y2Kを感じさせる落書きができたりと、「Y2Kプリ」を手軽に楽しめます。

case3

カシオ計算機株式会社「BABY-G」

カシオ計算機株式会社は2024年4月、8月に、耐衝撃ウォッチ「BABY-G」の新商品としてY2Kをデザインコンセプトにした商品を発売。Y2Kテイストを取り入れたカラフルな新色展開で注目を集めています。

このようにZ世代を中心としたY2Kトレンドへの注目は企業にとっても非常に高いことが伺えます。

そんなY2Kの再流行が続く中で、次に注目を集めているのが「Y3K」です。今後のトレンドとして話題になりつつある「Y3K」について、ここから詳しく探っていきましょう!

Y3Kとは?新トレンドの登場

Y3Kって、Y2Kの仲間かな、、、と感じてしまうネーミングですが、まさにその通り!

Y3Kの意味は、

Y=Year
3=3
K=1000

Y2Kは2000年を指す略語でしたが、Y3Kは3000年つまり“未来”を指しています。

Y2Kが2000年代初頭のレトロ感を楽しむスタイルだったのに対し、Y3Kは未来感やテクノロジーの進化を感じさせるデザインになっています。例えばホログラフィックな素材やメタリックな質感を意識したデザインなどが特徴で、AIやメタバースなどのテクノロジーの要素や世界観も取り入れられ「未来っぽさ」が表現されています。

▲Y3Kイメージ、メタリックやSF風、近未来感がポイント

Y3KはY2Kの進化系としてとらえられていますが、Y3Kの流行については「まさにY3Kを体現」したようなK-POPアイドルの影響も見逃せません。みなさんはK-POPを代表するガールズグループ”aespa(エスパ)”をご存じですか?

Y3KといえばあのK-POPガールズグループ

Y2KやY3Kをもうよく知っている!という方やK-POPに詳しい方にはおなじみですが、

Y3Kと聞いてまず思い浮かぶのは「aespa」です。

人気K-POPグループのaespaは2024年に日本でもデビューし東京ドームで公演を行うなど大注目のグループです。

何がY3Kなのかというと、aespaのコンセプトやビジュアルがまさに未来とテクノロジーが融合したスタイルだからです。メンバーにはバーチャルアバターがいて、現実とデジタルの境界を超えた世界観やパフォーマンスが特徴的な彼女たち。ホログラフィックな演出やメタリックな衣装、デジタルアートのビジュアルなど、aespaのスタイルはまさにY3Kの象徴として親しまれています。またaespaの人気がY3Kブームを生んでいるともいえるかもしれません。

おさらい:Y2KとY3Kの違い

Y2KとY3Kには共通点もありますが、それぞれのデザインには独自の魅力があります。

どちらもサイバー感やSF的な要素を取り入れ、メタリック素材や鮮やかな色彩であることが特徴です。一方で、違いとしてはY2Kは過去のトレンドの再流行ということもありノスタルジックな雰囲気があることに対し、Y3KはメタバースやアバターなどよりSF映画などの世界観に近いような「未来感」のある表現が強くなっています。

簡単にまとめると、Y2Kは「ちょっと懐かしい未来」、Y3Kは「もっと先の新しい未来」を表現されているようにも感じます。

「Y3K」という言葉は2023年にはすでに登場していましたが、「Y2K」と比べるとまだ注目度は低いようです。しかし、Y3Kを取り入れた商品もすでに登場しており、今回はその一例を紹介します。

Y3Kを取り入れた企業・ブランド事例

◆◆◆

株式会社 井田ラボラトリーズ「CANMAKE」Y3Kテーマのネイルを発売

CANMAKE(キャンメイク)は2024年7月にY3Kをテーマにしたネイルを発売。3000年代をイメージした近未来的なメタリック感あるカラー展開でパールやキラキラ感はまさにY3Kを感じさせます。

◆◆◆

株式会社バンダイ「たまごっち」欧米版商品~Y3Kデザインで発売

2024年4月に欧米版のたまごっち「Original Tamagotchi」に近未来感あるY3Kデザインのモデルが登場しています。

Y3Kの具体的な事例はまだ多くありませんが、Y3Kをテーマにしたアイテムも徐々に増えており、今後のトレンドとして広がっていく可能性を感じさせます。

Y3Kデザインの活用アイデア

Y3Kデザインの要素を取り入れることで、Z世代に向けて印象的な表現が可能です。活用例をあげると・・・

◇ グラフィックデザイン

ポスターやチラシ、ウェブサイトのデザインにホログラフィックなエフェクトやメタリックカラーを使うことで、視覚的に目を引くコンテンツを作成できます。

◇ 空間デザイン

メタリックな家具や照明、キラキラ感のある素材を使ったアクセントを加えることで、未来的な独自の空間を演出できます。


プロダクトデザイン

スマートフォンケースやイヤホン、家電や雑貨など日常的に使用する製品にY3Kデザインを取り入れることで、製品に個性と未来感を加えられます。


イベントプロモーション

Y3Kをテーマにしたイベントやプロモーションを行うことで、話題性を高め、未来感のある独特な体験を提供することができます。特にデジタルアートやインタラクティブな展示と組み合わせると効果的です。

Z世代のトレンド変化に注目

Z世代のトレンドは本当に目まぐるしく変化しています。Y2KやY3Kのブームもつい最近のことのように感じますが、次のトレンドがもうすぐ登場するかもしれません。

このスピード感に追いつき、理解することがZ世代に響くアプローチを見つけるポイントでもあります。

また、Z世代のトレンドレポート第1弾でお届けした応援広告もそうでしたが、Z世代の流行にはK-POPや韓国のコンテンツが密接に関わっていることも見逃せません。

リテールボイス編集部では、これからもZ世代のトレンドを深掘りし、マーケティングに役立つ情報をお届けしていきます!

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詳しくはぜひビーツHPの事例をご覧ください。

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